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常盤座の歴史

佐渡の人形芝居は、説教人形・ のろま人形・文弥人形の三つがあり、江戸時代からの古い歴史を持ち、動きが早いのが特徴です。しかも語りの説教節や、文弥人形の始祖の語りに近い形で残されているのは、全国でも佐渡だけと言ってよく、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能です。京都から伝わった文弥節に明治時代初期に人形が結びついて生まれたもので、素朴なしかも自由な遣い方と哀調を帯びた節調 (なき節とも言う)に特徴がある。

 

この大切な文化遺産を受け継ごうと、人形芝居に保存活動も盛んであるが、その中でも常盤座は佐渡の人形界において座員全てが女性と言う極めて稀な存在である。

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